映画と建築物

私はインテリアと同じくらい映画好きです。
小学生のころから両親に連れられて月一回は映画館へ行き、今も2ヶ月に一回ぐらいは映画館に行っています。
Netflixやhuluが日常化した今は2日に一回は見ていると思います。

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そんな話をすると、ベストな映画はと聞かれるのですが、それは毎年変わります。それと、「好き」の定義が私の中では2つあります。

 

1つは映画そのものとしてトータルでの「好き」。
ストーリー、演技、映像、音楽、トータル見ていいなと思った映画。
ちなみに今年は「ラ・ラ・ランド」「ガーディアンズオブギャラクシーvol.2」が最高でした。

gaga.ne.jp


今年以外では「ダークナイト」「パルプフィクション」「ヒックとドラゴン」「インセプション」「デッドプール」「シンゴジラ」「恋人たちの予感」「恋はデジャヴ」「キャビンインザウッズ」辺りが好きです。

 

2つ目は映画の雰囲気という点での「好き」。
例えば、「華麗なるギャッツビー(バズ・ラーマン版)」。
あの映画は、私的に演出に「え…」な部分があったのですが(バズラーマン好きな人ごめんなさい)、美術と背景、セットは私の中で1億点でした。
同じように雰囲気好きな映画では「ティファニーで朝食を」「ユーガットメール」「ミスタービーン カンヌ大迷惑?!」「ファンタスティックビースト」「ニューヨーク アイラブユー」などなど。

特に雰囲気好き映画を毎度見て思うのが「ニューヨークってすごいな」ということ。

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だって、今現存する建物にちょっと手を加えるだけで、1920年代のギャッツビーやニュートのいる世界にも、90年代の男女が恋愛するマンハッタンにも、スマホを活用する蜘蛛男が飛び回る現代のクイーンズにもなれるんですよ。
これって大恐慌以前に造られた古い建物が大切に今も使われ、しかもその古さにこそ価値が見出されているってことですよね。
日本の武家屋敷で映画を取った日には完全に時代劇です。
明治時代の建物でロケなんてしたら完全に時代物です。

 

夫が住宅の仕事をするようになって、日本や海外の住宅耐用年数や中古住宅への価値観の違いについて知るほど、日本は持続可能な社会になるのかなと思うのです。

 

新築を建てることになった自分が偉そうなことは言えないのですが、ちょっとスクラップアンドビルドが行き過ぎではないかなと。


私は諸外国に旅行し、日本の良さ実感し、帰国しましたが、住宅や家具については日本って残念すぎるとしみじみ思います。
ローンを返した頃には家にガタが来てリフォームしなきゃいけない、家具はとりあえず安いので揃えて飽きたら捨てる(自分も経験ありなので反省)なんてことばかりなら、経済は活発化するかもしれないけど、古くていいものは残っていかないなあって。
大金叩いて購入した家も資産価値は下がるし、街並みはぐちゃぐちゃ。

もし、日本の明治時代に建てられた建物がニューヨークのように住宅として住めるなら私はそっちを選択していたかもしれません。新築を建てる選択をしたのは、日本の住宅年数が圧倒的に短く、古くていいなと思う建築物は各県の官公庁の重要文化財で、人は住めないからです。古民家はほぼ全面改修になるし。

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東山梨郡役所(重要文化財)|エリア別建造物|文化財|園内の楽しみ方|博物館明治村

 

「古くていいものを残していこう」「街並みを保存しよう」という流れを作るには日本の住宅に対するパラダイムの転換を起こしていかなきゃ変わらないのかなと思います。

とりあえず、新築を建てる選択をした今は、手入れをしながら永く住みたい、私たちが死んだ後も大規模なリフォームなんかせずに価値ある、味のある中古物件として永く残せる家にしたいと思うのです。