リプロダクトとずっと使うもの

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(Pintestより)

家の予算ですが、家具がやはり圧迫しています。じゃあ、デザイナーズやめろよ、リプロダクトにすればとなりますが、基本的に正規品を購入し、リプロダクトは購入したくありません。

 

それは見栄でなく(見栄を張れるほどお金持ちではありません)、デザイナーや職人の思いが詰まったものを死ぬまで使いたいからです。

 

私は昔からインテリアは好きですが、今以上に何も知らなかったし、いいものがなにか知ろうともしませんでした。何より、海外に行ったり、再度学生になったりでお金がない。

だから、一人暮らしのときはいつも付け焼き刃な家具をそのとき趣味に合わせて購入していました。そして、引っ越すときにサヨウナラ。

 

でも、家具に関する仕事するようになって、買い付け先のデンマークの人たちの家具に関する考え方を知りました。

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彼らは家具を「受け継ぐもの」と考え、子供に、もっというとひ孫まで受け継ぎます。使い込んだ家具は味わいを増し、それが木であればもっと強くなります。

新しい家具を全く買わないのでなく、初任給で買った新しい椅子と受け継いだ古いテーブルを組み合わせて自分だけの空間を作っていきます。

家具=使い捨てではないのです。

 

私はそれを聞いて、今までどれだけの家具たちを買っては捨ててきたのだろう

と自分が恥ずかしくなりました。

もっと吟味して選んで、ずっと使えるものを購入し、愛着を持って使っていたら引っ越を繰り返したとはいえ、捨ててきたでしょうか。

 

私はリプロダクト品やファストインテリアが悪いとは思いません。

イームズが「よいデザインを安値で多くの人に」という思いでシェルチェアをデザインし、今多くの人があらゆる価格帯で彼のデザインを楽しめることはデザインを楽しもうという気持ちを喚起してくれます。

 

ただ、自分自身はもうリプロダクトは購入しません。

似たものを買うよりもちょっと待ってお金を貯めてちゃんとしたものを揃えたいです。

それは、これから作る家や家具は、悩んで悩んで選んで、永く使いながら愛着を持って育て、私たちだけの移住空間を作りたいからです。

 

だから、予算が厳しければバ、バタフライスツールは我慢しよう、夫よ。